国指定特別史跡特別名勝 平成21・22年 東京都中央区浜離宮庭園 元請

 
松の茶屋は11代将軍徳川家斉の在位期(1787-1837)に創建されたもので、大戦末期に空襲で焼失した。
 しかし、礎石・地覆石などが残っていており、江戸期の絵図面、明治以降の宮内省の修理記録等、史
 料が豊富な為、池畔の御茶屋の中で最初に復元することになった。
 工事は平成21年8月21日から着工して、約1年半掛かった。松の茶屋は数寄屋風書院造り、屋根はこけら
 葺き、内部は張付け壁、外部は下見板張りで構成されている。
 建物は杉の面皮丸太や今では手に入れ難い日本栂・屋久島杉・霧島杉で造られている。
 縁欄間の木彫りに当たる光は池の波紋に揺られて千鳥が飛んでいる様にとても美しい。

旧浜離宮庭園松の茶屋復元 (徳川家11代家斉公由来の茶屋)

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